GUN-Z音楽塾!!!

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歌と脱力(裏技編)

「歌と脱力②」で脱力するために大切な3つのこと

 

1.呼吸 2.姿勢 3.意識


について話しましたが今回は脱力に対して効果的な裏技をいくつか伝授したいと思います。



①つま先に力を入れながら声を出す

②歩きながら声を出す

③前屈しながら声を出す

④運動して疲れている状態で声を出す



他にも色々考えられますがこの辺りはとても即効性があってオススメです。
試しにわざと力を入れてみて上の4項目をしながらやる時との声の違いを是非体感してみてください。

 

歌と脱力②

声を出す事にとって「脱力」がとても大切なことであると話しましたが

今回はもう一歩踏み込んでこの「脱力」について話したいと思います。

脱力にとって大切な事が3つあります。

 1.呼吸
 2.姿勢
 3.意識

3つに共通して言える事は、声帯に近い所から力を抜くという事がとても大切になってきます。


1.呼吸について
呼吸というのはざっくり胸式呼吸腹式呼吸の2つに大きく分かれます。
胸式呼吸というのは肩を使って行い、腹式呼吸は横隔膜に近い場所で行います。歌う時に腹式呼吸をしなさいというのは良く聞かれる事だと思いますが、脱力にとって腹式呼吸がとても大切になります。腹式呼吸は肩の力を使わずに呼吸が出来るので声帯周りの脱力にとても有効です。

2.姿勢について
姿勢が悪い時にどういうことが起きているかというと
骨格で身体の重さを支えることが出来なくなり、その代わりに筋肉で支えることになってしまうので脱力出来なくなってしまいます。ステージパフォーマンスもあるので必ずしも背筋を伸ばして姿勢よく歌わなければならない訳ではないのですが、なるべく筋肉への負担が少ない骨格で身体を支えられるバランス感覚はとても大切になってきます。

 

3.意識について
力を抜こうと意識しすぎて、逆に力が入ってしまうことって良くありませんか?
こんな時に効果的なのが逆に歌に影響の少ない場所に力を入れるということです。
例えば「つま先」だけに力を入れてみると他の箇所は自然と力が抜けてくると思います。人間の身体は意識をしたところを使うように出来ています。

「筋トレする時に鍛えている筋肉を意識しましょう。」
の効果を逆手にとって、意識していない筋肉を自然と脱力をさせるというわけです。

余談ですがあのイチローさんも、「集中している時よりもむしろ誰かと話しながらキャッチボールしているときの方が疲労感も無く球も悪くない。」と話していたことがあります。きっと同じ効果で意識が分散されることで余計な力が抜けるんだと思います。

 

歌と脱力①

声を出すということにとって一番大切になってくる事が


『脱力』


これに尽きます。

では何故『脱力』が大事なのでしょうか?


声というのは声帯に息が当たる事によって声帯が振動することによって音が出ます。

そしてその振動が身体の中を共鳴させます。

力が入っていて固くなった筋肉を声帯の微弱な振動では震えさせる事が出来ません。

例えば力んでいるということは、アコースティックギターにタオルを巻いて弾いているような状態です。


「ではどうすれば力を抜く事が出来るのか?」


簡単なようで「脱力」することってとても難しいのです。


次回では力を抜くコツや裏技を話したいと思います。